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調達部 藤田 真吾

「モノ」の先にいるヒトに向き合う。調達が担う、本当の価値。

電線やケーブルなど、暮らしを支えるインフラ設備の調達を担う藤田さんに、仕事の魅力や会社の風土、今後の目標について伺いました。藤田さんは「調達は、人との信頼関係を構築しながら進める仕事」と語ります。

藤田の顔写真

藤田 真吾

2024年キャリア入社
調達部 購買契約グループ(インタビュー当時) 調達部 購買契約グループ(インタビュー当時)

これまでにハウスメーカーや非鉄金属メーカーで調達業務を経験し、中部電力パワーグリッドに入社。現在は送電線や配電線の調達に加え、銅のリサイクルスキーム構築や他電力との共同調達にも取り組んでいる。

電線の先にいる“誰か”を想って。暮らしを支える調達の力。

「調達の仕事って、こんなに奥深いんだ」と感じたのは、ハウスメーカーに勤めていた頃のこと。配属当初は戸惑いもありましたが、取引先や工場の方々と協力しながら工夫を重ねる中で、この仕事ならではの面白さを実感しました。その後、非鉄金属メーカーでも経験を積み、調達に携わって13年以上が経ちます。

転職活動では複数企業と比較検討する中で、中部電力パワーグリッドの人を大切にする姿勢に強く惹かれました。面接は各社オンラインだったため、内定承諾前に「みなさんの人となりを知るために直接お会いしたい」という、私の要望を快く受け入れてくれたのは当社だけ。同じ調達マン同士として、率直かつ前向きな議論が交わせたことがとくに印象に残っています。信頼関係を土台にした誠実な仕事に取り組めると感じたことも、大きな決め手のひとつでした。

また、当社が調達するのは、電柱や電線など暮らしに欠かせないインフラ設備です。こうした領域に関われることで、人々の暮らしを支えている実感を持てる点も入社理由のひとつでした。小学生の子どもと散歩していたとき、「パパが買った電線のおかげで、学校に電気が来てるんだよね!」と言われたことがあり、その言葉をきっかけに、自分の仕事に対する誇りがより強くなったと感じています。

「自社の利益追求」だけじゃない。地域社会と共に創る、調達のかたち。

現在は、発電所から変電所まで電気を送る送電線や、変電所から建物までの配電線の調達を担当しています。とくに印象に残っているのが、電線や変圧器に含まれる銅のリサイクルスキームの構築です。これは回収したケーブルに含まれる銅を新しい電線に再利用できるよう、メーカーと調査・検証を進めるというもの。単にモノを買うだけでなく、どのように循環させていくかまで関われるのが面白いですね。

また、他電力会社と連携した共同調達にも挑戦中です。競合他社間で協力することの少ないメーカーとは異なり、新規のサプライヤー開拓や調達のノウハウ、業界分析まで協働で取り組めるのは、この業界ならではの醍醐味だと想います。

他にも、地域社会を支える企業として、当社には「地場の取引先を大切にする」という風土があります。自社の利益や業務の効率性を優先するだけでは、決してプロジェクトは成功しません。一番大切なのは、信頼関係の構築です。取引先のニーズに寄り添い、自分たちの要望も丁寧に伝える。その意識を常に持って、日々の業務に取り組んでいます。

正直なところ、入社前は電力会社に対してどこか堅い職場のイメージを持っていました。ですが、実際に働いてみると、雰囲気はとてもオープンでいつも誰かが活発に議論しているようなフラットな環境が広がっていて驚きました。疑問点があれば、詳しい知見を持つ方がすぐに対応してくれるため、キャリア入社の私でもスムーズに仕事に取り組むことができています。

当社では、ワークライフバランスを「ライフワークバランス」と呼んでいます。生活があってこその仕事という考え方が根底にあるため、休暇の取得や在宅勤務にも柔軟に対応しています。

中部電力グループ全体の調達業務を経験し、担当領域をどんどん広げたい。

今はまず、銅のリサイクルスキームをしっかり完成させることが目標です。調達部では、モノを仕入れるだけでなく、事業場での在庫管理や供給といった業務も担っています。そのため、今後は「どう効率良く届けるか」「どう在庫を管理するか」といった点にも視野を広げ、ゆくゆくは銅以外の品目でもそのノウハウが活かせたら嬉しいですね。将来的には中部電力ホールディングスや中部電力ミライズの調達業務を経験し、キャリアアップを目指したいと考えています。

求職者へのメッセージ
もっとこうしたい。変革を楽しめる人に、ぜひ来てほしい。

当社には、一人ひとりの「やってみたい」という気持ちに寄り添い、挑戦を後押しする風土があります。だからこそ、新しく仲間になる方には「変革を楽しめる人」であってほしいです。

どんな小さなことでも、意見を伝えれば真剣に耳を傾けてくれる。人々の生活を支えるインフラを軸に、「こんなことができたら」「こうすれば面白くなるかも」というアイデアがあれば、ぜひ発信してほしい。ともにチャレンジしていきましょう。