
電柱一本から暮らしの安全をつなぐ、保守計画の使命。
中部電力パワーグリッドの配電運営グループで、配電設備の保守計画や工事手配を担う菊地さん。「インフラに携わる仕事がしたい」「家族の時間を大切にしたい」という想いを実現するべく入社を決めたと言います。仕事の魅力や大切にしている姿勢について伺いました。
菊地 航平
建設業界にて土木工事現場の電気・機械設備などの施工管理を担当。現在は中部電力パワーグリッドで電柱をはじめとする配電設備の保守や定期調査、安全確保のための改修業務に携わっている。
ワークライフバランスと社会貢献を叶えられるのが、ここだった。
新卒では「人々の暮らしを支えるインフラに携わりたい」と考え、建設業界へ就職。機械・電気設備などの施工管理に携わり、最初の赴任先である愛知県で現在の妻と出会い結婚しました。ただ前職は転勤が多く、将来的に単身赴任となる可能性もあり、「家族の時間を大切にしたい」という気持ちが高まり転職を決意。暮らしを支えたいという想いを大切にしながら、「地元に根差した企業」を探す中で出会ったのが、中部電力パワーグリッドでした。
調べるうちに、月4回を上限に、1日の労働時間を0時間にできる「0時間勤務日(実質週休3日)」を導入していることを知り、働き方改革への取り組みにも魅力を感じました。ワークライフバランスを保ちながら、生活に欠かせない電力の安定供給を支える。その両立ができるのは、ここしかないと確信しましたね。

日々の細やかな対応が、電気の安定供給につながるやりがい。
街中に立つ電柱や電線。その点検結果をもとに、劣化状況を見極め、建て替えや張り替えを判断するのが私の役目です。現在は配電設備の保守を担当しています。
入社して驚いたのは、細部を見逃さず迅速な対応が求められる点でした。たとえば、カラスの巣や樹木が電線に接触すると停電の恐れがあるため、速やかに撤去や伐採の手配なども行います。一見すると小さなことですが、日々のこうした積み重ねが電気の安定供給を支えており、その重要性を実感しました。

また、事故防止のための既存設備の改修や、一般電気工作物の定期調査(四年に一度)の手配も担当しています。前職では協力会社とのやり取りが中心でしたが、今は一般の方々と接する機会も多く、円滑なコミュニケーション方法を模索する中で、交渉力や調整力も身についてきました。
その他にも中部電力パワーグリッドには、社員のスキルアップを後押しする制度が整っています。たとえば、動画学習コンテンツ(Udemy Business)は会社負担で利用でき、通勤の隙間時間に活用することも。資格やオフィスツールなど幅広く学べるため、日々の業務に活かせ、実務経験と学習を組み合わせることで着実にスキルを高められています。

現場を知り、保守計画に活かす。その循環で、視野を広げたい。
まずは担当業務を着実にこなし、電気の安定供給に寄与したいと考えています。そのうえで、現場で作業を行う方が「どのような点に気を配っているのか」という視点も持つことで、より自身の幅が広がるはずです。将来は後輩に対し、「この業務が何につながっているのか」を体系的に伝えられる存在を目指しています。
さらに保守業務以外にも挑戦していきたいです。前職で培った知見を活かしながら、さまざまな課題に対して新しい視点でアイデアを出し、解決に導ける人材へと成長したいと考えています。
異業種での経験すべてが、電力の未来を支える力になる。
当社ではDXを活用した業務改善活動にも積極的に取り組んでおり、電気関連の知識だけでなく、異業種で培った知識や経験を活かすことで活躍の場が広がっています。電気の安定供給を通じて人々の安心・安全を守るには、目の前の課題を一つひとつ判断し、確実に対応することが欠かせません。求められるのは、インフラに携わる責任感と使命感、そして多様な立場の方とコミュニケーションを取りながら物事を調整する力。そういったマインドやスキルを持つ方と、一緒に働きたいと考えています。未来を支える一員として、ともに挑戦していきましょう。
