AI時代の次世代通信インフラ。築くのは、私たち。
IT業界経験を経て生まれた「より上流工程で、裁量権を持って働きたい」という想いを、中部電力パワーグリッドで叶えた澤田さん。電子通信部での仕事内容や、今後のビジョンについて語ってもらいました。
澤田 隆志
大手自動車メーカーのIT子会社で培ったITスキルを活かし、電子通信部で通信網の維持管理や高度化に必要なシステム開発・維持運用を担当。現場のニーズに寄り添い、業務のさらなる効率化に努めている。
地元の人々の暮らしを支え、裁量を持って働ける場所に出会えた。
学生時代に独学でプログラミングを学び、ITの魅力にのめり込んだ経験から、新卒で大手自動車メーカーのIT子会社に就職。ベンダーとして、自動車販売店向けのサポートシステムの提案から開発、運用までを担当していました。ただシステムを納入するだけでなく、実際の使われ方を分析し、より効果的にするための提案ができることにやりがいを感じていましたが、ベンダーという立場では提案が通りにくいことも少なくありません。次第に「もっと上流工程で意思決定に携わる仕事がしたい」という想いが強くなっていきました。
転職も視野にさまざまな可能性を検討していたときに、転職エージェントから「中部電力グループは、ワークライフバランスが整っていて、充実した働き方ができる」という話を聞いたんです。私自身もちょうど子どもが生まれたタイミングで、名古屋で働き続けたいと思っていましたし、中部地方に根づいた企業であることも魅力的に映りましたね。広い裁量を持ちながら「中部電力パワーグリッドというフィールドで、多くの人々の暮らしを支えたい」と考え、転職を決意しました。
電力安定供給の神経系統として、社会全体を支える仕事。
私が所属している電子通信部は、通信網の整備や効率化を通して電力の安定供給を支える、いわば「神経系統」となる部署です。通信回線を一元的に管理するシステムの開発・保守を担い、業務の最適化とサービス品質の向上を図ってきました。最近では、電力通信の高度化や維持運用の効率化に向けた合理化検討も進めています。私はシステム管理の立場から関わり、その責任の大きさとやりがいを実感する日々です。
社内では、現場のニーズをシステムに反映させることにやりがいを感じています。とくに印象に残っているのは、問い合わせ対応の一元化です。システム利用に関して日々さまざまな問い合わせが寄せられますが、複数のルートで受けているため、対応状況が分かりにくいのが課題でした。その結果「誤った登録をしてしまったので、システムを修正してほしい」といった要望も数多く寄せられていたのです。
こうした声を受けて、電子通信部で現場のニーズに対応したシステムを構築していきました。裁量が大きいため、自分の判断で提案や実行ができるのも魅力です。その分責任も伴いますが、アイデアをすぐ形にできるのはやりがいにつながっています。
また電子通信部門は技術志向のメンバーが多く、落ち着いた雰囲気の中で業務に集中できるのも魅力ですね。フレックス制度も推進されていて、始業・終業の時間を調整できるだけでなく、条件はありますが業務の一時中断もできるようになっています。子どもの送迎や通院の時間も確保しやすくなり、保育園のイベントにも以前より参加しやすくなりました。
今後の目標は、AI・IoT技術をもとに、次世代の通信インフラを支えること。
現在は、担当業務の幅が少しずつ広がってきているところです。まずは電子通信部のシステム全体を把握することに力を入れています。既存業務の中には省ける工程や、もっと効率化できる部分もあると思うんです。社内にとどまらず、当社に関わるさまざまな関係者の業務改善を、システムを通して実現していきたいと考えています。
また今後は、災害時の通信対応やセキュリティ強化など、社会的にも重要なテーマへの取り組みが欠かせません。AIやIoT技術を積極的に取り入れながら、次世代の通信インフラを支える存在を目指していきます。
システムを通じて現場や社会の課題を改善したいという意志を持つ方に、ぜひ来てほしい。
私は、転職前に抱いていた「意思決定に携わる仕事がしたい」という想いを当社で実現できました。当社は一人ひとりの裁量が大きく、やりたいことを任せてもらえる環境で、繁忙期はあるものの計画的に業務を進められるため、残業はそこまで多くありません。上長をはじめとしたメンバーも積極的にフレックス制度を活用しており、ワークライフバランスが整いやすい職場です。社会に貢献したいという気持ちがあり、システムで現場の課題解決に挑みたい方には、きっとやりがいを持って働ける環境だと思います。
